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「ザ セレスティン」ブランドホテル展開。初弾は京都祇園で9月開業/三井不動産他

「ホテル ザ セレスティン京都祗園」外観
「ホテル ザ セレスティン銀座」外観
ブランドロゴ
「2020年1万室に向けて、積極的に展開していく」と述べる、三井不動産執行役員ホテルリゾート本部長・世古洋介氏

 三井不動産(株)と(株)三井不動産ホテルマネジメントはこのほど、新ホテルブランド「ザ セレスティンホテルズ」を立ち上げ展開していくと発表。第1号として「ホテル ザ セレスティン京都祗園」(京都市東山区、客室数157室)を9月7日に、「ホテル ザ セレスティン銀座」(東京都中央区、客室数104室)を10月5日に開業する。

 「ザ セレスティンホテルズ」は、三井不動産グループが展開する、ラグジュアリー領域(外資系有名ホテル)とアッパーミドル領域(「三井ガーデンホテルズ」等)とは別途、ハイクラス領域の新ブランドとして設立。滞在そのものが目的となる「デスティネーション型ホテル」をコンセプトとし、その土地ならではの多様な滞在体験も提供していく計画。「第2のわが家」のように寛げる心地よい規模のプライベート空間を創出し、日本ならではのさり気ないおもてなしを用意する。

 「ホテル ザ セレスティン京都祗園」は、阪急京都本線「河原町」駅徒歩12分、京阪本線「祗園四条」駅徒歩10分に位置。外観デザインは、京都の伝統を映した切妻屋根と、現代建築を調和させた力強いファサードを採用し、「東山の原風景を再現する」(ホテル事業部長・鴉田隆司氏)。ロビー階および客室階5層の6フロアで構成しており、ロビー階にはラウンジ、中庭、スパ(大浴場)、レストランを設ける。レストランは京都の名店「八坂圓堂」が出店する。
 客室はツインベッドルームを中心に、60平方メートルのコンセプトルームを5室用意。こだわりのアメニティや茶器も備える。

 「ホテル ザ セレスティン銀座」は、JR「新橋」駅徒歩3分、東京メトロ銀座線「新橋」駅徒歩3分に位置。外観は、銀座のまち並みに調和しながら、上品かつ存在感を際立たせる総石張りのデザインに。フロアは1階から14階までの14フロアで構成。1階がロビー、2~13階が客室フロア、14階にレストラン(バーラウンジ)を設ける。客室は「スーペリアダブル」「スーペリアツイン」をはじめ全5カテゴリを用意。最上階には、イタリアンレストラン「Casita」が銀座初出店し、バーラウンジも併設する。

 客室単価は3万~3万5,000円ほどを想定しており、いずれも2月3日より宿泊予約の受付を開始した。

 なお、同ブランドの由来となった東京・芝にある「セレスティンホテル」は大規模リノベーションを実施し、「(仮称)ホテル ザ セレスティン東京芝」として、2017年秋にリニューアルオープンの予定。

 三井不動産執行役員ホテルリゾート本部長の世古洋介氏は、「20年までに1万室を目標を掲げてきたが、今回の開発計画を含めると約9,000室まで進捗している。『ザ セレスティン』は三井ガーデンホテルよりは適地が絞られるかもしれないが、該当地があれば積極的に展開していく」と述べた。


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