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物流施設等の物件売却が順調、増収増益/三井不動産17年3月期第3四半期決算

 三井不動産(株)は2017年3月期第3四半期決算を発表した。

 当期(16年4月1日~12月31日)の連結経営成績は、売上高1兆1,986億7,200万円(前年同期比4.5%増)、営業利益1,664億6,400万円(同8.7%増)、経常利益1,561億6,800万円(同8.8%増)、当期純利益1,080億6,200万円(同13.6%増)の増収増益。通期予想に対して順調に進捗しているとした。

 「賃貸」セグメントは、前期に竣工、開業したオフィスや商業施設の通期稼働、既存オフィスの増収効果等により、売上高3,951億5,500万円(同4.93%増)、営業利益1,023億6,400万円(同7.87%増)。期末のオフィス空室率は2.0%。
 「分譲」セグメントは、個人向け住宅分譲は、前年同期に引き渡しが集中していたことにより計上戸数が減少した一方で、投資家向け分譲等において物流施設等の物件売却が進捗し、売上高3,273億5,400万円(同7.68%増)、営業利益493億900万円(同28.8%増)。
 「マネジメント」は、プロパティマネジメントにおける管理受託件数やリハウス事業(個人向け仲介事業)の仲介取扱件数が増加した一方で、三井不動産レジデンシャル(株)における販売受託の反動減などがあった。売上高2,513億8,500万円(同2.89%増)、営業利益356億5,400万円(同10.2%減)だった。

 通期は、売上高1兆7,500億円、営業利益2,200億円、経常利益1,980億円、当期純利益1,250億円を見込む。


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