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地盤調査にAI導入/地盤ネットHD

 地盤ネットホールディングス(株)は17日、同社の子会社である地盤ネット総合研究所(株)が研究開発した人口知能(AI)を活用し、戸建住宅向けの地盤解析を実用化したと発表した。

 戸建住宅向けの地盤解析は、調査ポイントごとの深度、荷重、回転数、土質、音感、水位などに加え、支持力や沈下量計算、建物周辺の造成、擁壁の有無、近隣地形等を総合評価した人的判断が一般的となっている。

 同社では、2016年よりAIの研究を開始し、これまでの十数万件におよぶ解析物件データをAIに学習させ、改良と検証を重ねた結果、同社の解析基準に合致した信頼性の高い解析結果を導くことに成功。実用化に至った。
 
 今回の導入により、過去の不同沈下データや地震などによる災害現場のパターンを学習させ、再発防止を図れるほか、統一した解析基準の徹底により人による解析基準のばらつきを解消させることが可能になる。


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