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ICTシステムの活用で、現場の業務効率化を検証/ミサワホームグループ

 ミサワホームグループの(株)マザアスは22日、要介護者向け高齢者住宅「ケアホーム西五反田」(東京都品川区、総戸数39戸)に、コニカミノルタ(株)が開発した「ケアサポートソリューション」を設置し、介護現場の業務効率化を検証すると発表した。コニカミノルタが採択を受けた、厚生労働省の「介護ロボットを活用した介護技術支援モデル事業」に協力する。検証期間は1~3月。

 「ケアサポートソリューションTM」は、ICTを活用して介護業務全体の効率化を目指すシステム。独自のセンシング技術と画像処理技術により、入居者の起床、離床、転倒などを検知し、その情報を介護スタッフへ通知。介護スタッフが使用するスマートフォンから、ケア記録の作成や入居者情報も共有できる。

 全3フロアのうち1フロア27床に同システムを導入。従来の介護体制と比べ、どの程度の業務負担軽減が可能かを検証する。併せて、介護スタッフの使用実績を基に、さらなる業務改善に取り組むとともに、創出できた時間をレクリエーションやリハビリの充実、自立支援介護の強化などに割り当て、介護サービスの品質向上も検討していく。


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