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多言語帰宅困難者に対応した防災訓練を実施/三菱地所他

帰宅困難者役に非常食などの備蓄品を配備
多言語翻訳アプリを活用。スマホのマイクにむけて日本語を話すと、英語・中国語・韓国語に翻訳される。同時に画面にも会話のやりとりが表示される

 三菱地所(株)と三菱地所プロパティマネジメント(株)は6日、千代田区が主催する防災訓練に参加。同社の運営する東京ビル(東京都千代田区)において多言語帰宅困難者対応訓練を実施した。

 金融機関や大手法律事務所などが集積している丸の内エリアには、海外企業などが増えグローバル化が進展している。また、海外からの観光客も多く来街しており、有事の際の帰宅困難者への対応が重要となっている。

 そうした背景から、今回の防災訓練では備蓄品の配備や帰宅困難者の誘導に加え、外国人就業者および来街者への対応をメニューに追加。日本語、英語、中国語、韓国語に対応し、シーンに応じてアナウンスできる「多言語メガホン」や、同社グループで開発した多言語翻訳アプリを活用した誘導訓練などを実施。同社社員の他、外国人就業者など約100名が参加した。


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