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岩手・花巻市とまちづくりに関する協定締結/UR都市機構

写真左より上田東一(とういち)花巻市長と、UR都市機構東日本都市再生本部長の新居田 滝人氏

 岩手県の花巻市と(独)都市再生機構(UR都市機構)は、2月28日付けで「花巻市と独立行政法人都市再生機構との包括的な連携協力によるまちづくりの推進に関する基本協定」を締結した。

 同市は2016年6月1日に国土交通省が推進する立地適正化計画を全国3番目に公表。立地適正化計画の公表を行なった自治体とUR都市機構とのまちづくりに関する協定締結は全国初となる。

 連携協力事項は、「立地適正化計画に係るまちづくり全般に関すること」「公共公益施設機能の再編・整備に関すること」「まちづくりの推進に係る技術支援及び必要な情報交換に関すること」「その他相互に必要と認める事項」。花巻市は関連する施策や事業の状況、周辺事情等について適宜情報共有し、UR都市機構は検討に際して、保有する技術やノウハウ等を提供する。

 同市は、立地適正化計画として、花巻中央地区を総合的な公共公益施設の整備区域として定め、最初のプロジェクトとして、国の支援を受けながら、病院移転事業やまちなか広場整備事業を実施。また、被災者向けの公営住宅について、同様に国の支援を受けながら当該整備区域の中心地である上町・仲町地区に整備することとし、まちなかの活性化に取り組んでいる。同計画の次なる事業として図書館移転事業を含む施設整備を予定しており、今後は、両者連携して取り組んでいく。


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