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先進的なまちづくりを行なう5団体がプレゼン/国交省

5団体がそれぞれ、15分の持ち時間で取り組みをプレゼンした(写真は「みんなの未来区 BONJONO」のプレゼンの様子)
団体代表者によるシンポジウムも行なわれた
表彰式では、田中交通副大臣から国土交通大臣賞が授与された

 国土交通省は14日、「先進的まちづくりシティコンペ」のプレゼンテーションイベントを大手町フィナンシャルシティ カンファレンスセンター(東京都千代田区)で開催した。

 「先進的まちづくりシティコンペ」は、新しいまちづくりの手法や最先端技術を活用したまちづくりといった取り組みを行なう地域・参加団体を表彰するもの。詳細は過去のニュースを参照。
 初開催となる今回は39プロジェクトの応募があり、1次、2次の審査を経て、5つの取り組みについて、国土交通大臣賞の授与を決定。本日のプレゼンイベントには、国土交通大臣賞を受賞したプロジェクトに取り組む団体の担当者が集まった。

 国土交通大臣賞に選ばれたのは、「大手町・丸の内・有楽町地区のエリアマネジメント」((一社)大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会他)、「みんなの未来区 BONJONO」((一社)城野ひとまちネット)、「柏の葉スマートシティ」(三井不動産(株))、「室蘭エネルギータウン構想」(室蘭市)、「SMA ECO晴美台」(大和ハウス工業(株))。プレゼンでは、それぞれ持ち時間の15分で、取り組みの紹介、そのきっかけ、成果などについてそれぞれ解説した。
 続いてそれぞれの団体から一人ずつ参加してのシンポジウムも開催。「なぜ先進的なまちづくりに取り組んだのか」「今後海外へこうした取り組みをシティセールスしていく際に重要な点は?」などをテーマに、それぞれの取り組みを踏まえての意見交換を行なった。

 表彰式には、国土交通副大臣の田中良生氏が駆けつけ、「海外に日本の都市の魅力をアピールするにあたり、ふさわしい都市を選定するために、表彰制度を設けた。今後国内外を含めて広く発信し、シティセールスにつなげていく」と挨拶し、各団体に国土交通大臣賞を授与した。
 なお、会場参加者の投票によって選ばれた観客特別賞には「大手町・丸の内・有楽町地区のエリアマネジメント」が、審査員による審査員特別賞には「室蘭エネルギータウン構想」が選ばれた。


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