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大阪・吹田市の団地、円滑化法により建て替え

「千里津雲台A分譲住宅マンション建替事業」完成イメージ

 東京建物(株)と東急不動産(株)は17日、「千里津雲台A分譲住宅マンション建替事業」(大阪府吹田市)の参加組合員に選定、事業参画すると発表した。

 「千里津雲台A分譲住宅」は1966年に大阪府住宅供給公社によって新築、分譲された鉄筋コンクリート造地上4階建て5棟・96戸で構成する団地。近年、建物・設備の老朽化などにより建替計画が浮上した。両社は2015年8月に事業協力者に選定されて以来、住民とともに、施設計画案の策定、合意形成等、建て替えに向けた活動を実施。16年8月に建替決議が成立した。

 同事業は敷地面積7,256.92平方メートル、延床面積1万8,842平方メートル。鉄筋コンクリート造地上10階地下1階建てのマンションに建て替える。「マンションの建て替え等の円滑化に関する法律」に基づく事業スキームを基本に、現在の余剰容積を活用する方法により現戸数の2倍以上の202戸の住宅を建設する。通風や採光にも配慮した住棟配当に加え、高齢者等に配慮したバリアフリー計画とする。また、防犯対策や地震等の災害に備えた設備・サービスも導入する予定。各住戸の専有面積は50~101平方メートル、間取りは2DK~4LDK。

 今後は17年12月に既存建物解体に着手し、19年12月に竣工する。一般分譲は18年上旬を予定する。


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