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東神奈川駅前再開発で20階タワマン/東建

「BrilliaTower横浜東神奈川」
完成予想図。最寄り2駅とマンションが
ペデストリアンデッキで直結する利便性がウリ

 東京建物(株)は、分譲マンション「BrilliaTower横浜東神奈川」(横浜市神奈川区、総戸数110戸)のモデルルームを22日にオープン。第1期分譲を6月下旬に開始する。

 同物件は、JR京浜東北線「東神奈川」駅徒歩2分、京浜急行線「仲木戸」駅徒歩1分に立地する、地上20階建て(高さ70m)のタワーマンション。2013年都市計画決定された「東神奈川一丁目地区第一種市街地再開発事業」で、バブル崩壊後にスタートした低層木造住宅や低層商業店舗等が密集していた「東神奈川」駅前の再開発における最終プロジェクト。03年まちづくり研究会が発足。同社は11年に参加組合員予定者として参画していた。建物は戸田建設(株)施工の制震構造で、完成は19年3月下旬の予定。

 最寄り駅2駅と建物2階部分を、ペデストリアンデッキで直結。建設地は4方接道で、全戸が南西面となり、横浜中心部やみなとみらいの眺望が楽しめる。また屋上には、居住者専用のスカイガーデンを設ける。1階は2店舗が入居する。

 地権者住戸を除いた販売戸数は78戸。専有面積約65~98平方メートル。3LDK・4LDK。すべての住戸を8m以上のワイドスパンとし、平均専有面積74平方メートルと広めにすることで、周辺エリアのタワーマンションと差別化する。南西側に京急の線路があるため全ての窓を二重窓とし、ディスポーザー、食器洗い乾燥機なども標準化。また、節水・省エネ器具等の導入で、ブリリア初の低炭素建築物の認定も取得した。

 1期の販売戸数は未定。販売予定価格は、専有面積65平方メートル台で6,000万円半ば、70平方メートル台で6,000万円台後半、80平方メートル台で8,000万円前半。年明けから資料請求を受け付け、これまでに2,200件の反響を得て、500件の来場希望を受け付けている。神奈川区の25%を筆頭に、反響の7割が横浜市内から。

 18日のマスコミ向け見学会で挨拶した同社執行役員プロジェクト開発部長の田代雅実氏は「10年がかりのプロジェクト。単なるマンション建設ではなく、前面道路の拡幅、公共駐輪場や広場の整備、防災備蓄、帰宅困難者受け入れなど、まち全体の安全性、利便性、快適性向上に寄与できる」と抱負を語った。

モデルルーム専有面積に関わらず、全戸8m以上のワイドスパンとしているのが特長


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