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良質な住宅の供給を促進/プレ協が総会

「良質な住宅の供給促進を行ない、地球環境の
への貢献など業界をリードしていきたい」と語る
(一社)プレハブ建築協会会長の樋口武男氏

 (一社)プレハブ建築協会は5月31日、如水会館(東京都千代田区)で総会を開き、2016年度の事業報告などを承認した。

 同年度は事業や会員企業の取り組みが成果を上げるための環境整備として、関係諸機関に対する提言や要望活動を実施。(1)安全安心への配慮、(2)良質な社会ストックの形成、(3)新たなニーズに対応した市場の創造、(4)地球環境への配慮、(5)国際貢献、(6)人材の育成を推進した。

 総会後に開いた会見で会長の樋口武男氏は、住宅市場の動向について「貸し家は住宅税制や低金利によって好調なものの、持ち家は2年前の消費税率引き上げ後の反動減から多少増えた程度で、必ずしも好調とはいえない。今後も金利動向などによっては厳しい状況になるとの予想もある。現在耐震性の低い住宅は約900万戸、無断熱の住宅は約2,000万戸。これらを建て替えて長期優良住宅やZEHなど良質な住宅の供給促進を行ない、地球環境のへの貢献など業界をリードしていきたい」と語った。

 また、昨年発生した熊本地震や台風による自然災害についても触れ「プレ協では会員各社の協力により、応急仮設住宅を熊本・長崎で合計3,776戸建設した。今後の災害に備え、応急仮設住宅の建設、住宅の復旧等が迅速かつ的確にできる体制の整備に引き続き取り組んでいきたい」などと述べた。


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