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住宅Cは部材価格上昇で減益/積水化学24年3月期

 積水化学工業(株)は4月26日、2024年3月期決算(連結)を発表した。

 当期(23年4月1日~24年3月31日)は、売上高1兆2,565億3,800万円(前期比1.1%増)、営業利益943億9,900万円(同3.0%増)、経常利益1,059億2,100万円(同1.6%増)、当期純利益779億3,000万円(同12.5%増)。

 住宅カンパニーは売上高5,296億円(同1.4%減)、営業利益277億円(同15.5%減)を計上。リフォーム事業と不動産事業の売上高は伸長したものの、新築住宅事業で受注棟数が減少したことが響き、売上高が前期をやや下回った。利益面では為替の影響を含む部材価格上昇の影響もあり、減益となった。
 受注状況は、新築住宅事業では、物価上昇による購買意欲減退の影響などにより、受注棟数が前期を下回った。リフォーム事業では、営業体制強化や、断熱リフォームを軸とした改装などの拡販により、前期を上回った。

 次期は、売上高1兆3,267億円、営業利益1,020億円、経常利益1,025億円、当期純利益780億円を見込む。


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