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吉村真行会長を再任/東京鑑定協が総会

「業務拡充、人材育成、地位向上の方針を実現するため
新たなチャレンジを進める」と述べる、吉村会長

 (公社)東京都不動産鑑定士協会は1日、第38回総会を開催。任期満了に伴い1月に行なった役員選挙結果についても報告し、役員選任を行なったほか、3月の理事会で承認済みの17年度の事業報告・決算等を報告した。

 会長には、吉村真行氏を再任。同氏は会長2期目となる。総会後の懇親会で同氏は「業務拡充、人材育成、地位向上の方針を掲げ、その実現に向けて、鋭意努力を重ねてきた。不動産の鑑定評価を行なうのみでなく、不動産の価値判断ができる専門家・実務家として、これまで以上に社会的使命を果たしていけるよう、これからの2年間はこれまで切り開いた道を着実に進むとともに、不十分な点は新たなチャレンジをしていきたい」と挨拶した。

 17年度事業計画では、同会が代表機関を務めるリフォーム住宅ローン担保評価整備推進協議会の取り組みを継続し、不動産鑑定士として既存住宅や空き家の活用、良質なストック形成に寄与していく。また、「平成28年熊本地震」の被災地・南阿蘇村で行なった被害認定調査等の経験を生かし、全国の不動産鑑定士協会に向けて講習会を開催。関係省庁等にヒアリングのうえ研究を進め、自然災害発生時の不動産鑑定士協会の対応体制の構築を図る。都内市区町村とも住家被害認定調査等に関する協定締結を進める方針。


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