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東京Aグレードオフィス、空室率わずかに上昇

 ジョーンズ ラング ラサール(株)(JLL)は8日、2017年5月末時点の東京Aグレードオフィスの空室率と賃料を発表した。対象は、東京都心(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)に立地する、延床面積3万平方メートル以上、基準階床面積1,000平方メートル以上、地上20階建て以上、1990年以降竣工のオフィスビル。

 空室率は2.7%(前月比0.1ポイント上昇)と。前年同月比では0.2ポイントの低下となった。丸の内の二次空室が、大手町の新築ビルや品川の館内増床に吸収された需要を相殺した、としている。

 1坪当たりの月額賃料は、共益費込みで3万6,449円(同変化なし)、前年同月比では1.6%の上昇となった。同社は、一部サブマーケットにおいては供給が限定的であること、18年の新規供給の成約率が上昇していることから賃料に上昇圧力が加えられている、とみている。


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