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東京都が指針、新宿を「歩行者のまち」に

 東京都と新宿区は20日、目指すべき将来像とまちづくりの方向性を示す指針として「新宿の新たなまちづくり~2040年代の新宿の拠点づくり~」を策定した。

 歩行者空間の少なさや鉄道や道路による歩行者動線の分断などといった現状の課題を踏まえ、2040年代に訪れる社会変化を見据えながら、「車中心から人中心のまちへ」「多様な都市機能が近接し、連携するまち」を目指す。

 具体的には、歩行者優先の駅前広場の整備によって活動しやすい歩行者空間を創出したり、ユニバーサルデザインによる国際水準の環境整備を行なっていく方向性を示した。加えて情報交換等のプラットフォームを構築し、地域全体の連携を強化することで、エリアマネジメントの構築も図る。

 今後、新宿駅直近地区の再編を契機として、多様な機能集積や交流空間整備等を進めていく。


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