旧神戸阪急ビル東館のデザインを低層部で再生する
阪急電鉄（株）は3日、同社が開発を進めている「神戸阪急ビル東館 建替計画」（神戸市中央区）について、既存建物等の解体工事が完了。新築工事に着手したことを発表した。竣工予定は2021年春。
1936年に神戸駅と一体で建設した旧神戸阪急ビル東館は、95年1月の阪神・淡路大震災で被災し解体。95年12月に暫定的な駅ビルとして開業したが、16年4月に本格的な建て替え計画を決定し、同年8月から解体工事を行なってきた。敷地面積約7,100平方メートル。延床面積約2万8,850平方メートル。鉄骨造（地下部：鉄骨鉄筋コンクリート造）地上29階地下3階建て。ホテル、オフィス、商業施設、駅施設等の大規模複合施設を建設するとともに、神戸市営地下鉄との乗り換えの利便性の向上や公共的空間の創出を図るなど駅の整備も一体的に行なう。
地下2～地上2階までは駅コンコースと地下鉄への連絡通路を整備し、商業施設も入居する。4～15階はオフィス、17～28階はホテル、29階は展望フロアとレストランとする。
なお、ホテルには、阪急阪神ホテルズが展開する宿泊主体型ホテル「remm（レム）」が入居する予定。