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住まいの買いどき感、やや下降

 (株)リクルート住まいカンパニーは27日、2017年度6月度「『住まいの買いどき感』調査」結果を発表した。一般生活者を対象に、「買いどき(住宅の購入、建築・リフォームのタイミング)感」について調査したもの。大都市圏の20歳以上70歳未満の男女が対象で、有効サンプル数は5万7,499件。

 一般生活者のうち、今が「買いどき」と感じている人は16.7%(17年3月調査比0.5ポイント減)とわずかに下降。前年同時期18.3%より1.6ポイント低い結果となった。都市別でみると、前回調査に比べすべてのエリアで買いどき感が下降している。

 住み替えやリフォームを検討している人の買いどき感について、検討住宅タイプ別では「新築分譲マンション」が41.6%(同4.2ポイント減)と下降。「中古一戸建て」40.4%(同3.8ポイント減)、「注文住宅」42.2%(同1.2ポイント減)、「新築分譲一戸建て」42.3%(同1.6ポイント減)、「中古マンション」34.8%(同3.6ポイント減)と、すべての検討住宅タイプで買いどき感が下降した。

 買いどきと感じる理由については、「消費税率の引き上げが予定されているから」が20.7%(同1.1ポイント減)でトップに。2位は「お金が借りやすいから」で19.4%(同1.2ポイント減)、3位の「景況感が上昇しているから」は17.4%(同1.5ポイント増)で5四半期連続で増加している。前回まで増加傾向にあった「金利が上がりそうだから」は13.8%(同1.2ポイント減)、「住宅価格が上昇しそうだから」は13.3%(同0.9ポイント減)と、減少に転じた。


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