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新宿の寺院・納骨堂を竣工/ヒューリック

「千日谷淨苑」外観イメージ

 ヒューリック(株)は2日、東京都新宿区の宗教法人一行院と進めてきた寺院・納骨堂および仏舎利塔の開発事業で、寺院・納骨堂が先行竣工したと発表した。

 同事業は、竣工より50年以上経過した旧千日谷会堂および仏舎利塔を、自動搬送式納骨堂併設の最新性能の寺院に建て替えるプロジェクト。基本デザインは隈研吾建築都市設計事務所、販売代行は(株)はせがわが行なう。

 鉄筋コンクリート造一部鉄骨造、敷地面積1,882平方メートル、延床面積1,495平方メートル。屋根にはアルミ製の丸瓦を、壁面には杉板の大和張りを採用。エントランスホールは大和張りの勾配天井や和紙を重ね張りした壁に加え、デザインされた家具やカウンターを配置している。機能面では、躯体コンクリートをJASS5の長期(100年)耐えられる仕様とし、大地震時の耐震性については、建築基準法で求められる基準値の1.25倍に設定。LED照明等各種省エネ器具を採用し、安心・安全・環境に配慮している。

 販売墓数は4,200基、販売価格は1基90万円。販売開始は9月1日。仏舎利塔改修含む全体竣工は2018年6月の予定。


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