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設計図書1,500万枚を電子化/大東建託

 大東建託(株)は25日、創業から保有するすべての設計図書約1,500万枚を電子化したと発表した。

 従来は、全国各支店事務所で保管していた他、外部倉庫に委託し保管していたが、社内で利用する際、「設計図書を探すのに時間がかかる」「他職種の社員も閲覧できるようにしたい」などの声があったため、電子化プロジェクトを2015年秋より開始。同プロジェクトでは、国内で保管していた設計図書をベトナムに輸送し、現地の作業所((株)CADネットワークサービスのベトナムCADセンター)でスキャン、電子化を行なった。本社一括管理の図面検索システムを構築し、ログインすることで直接データを閲覧できるようにした。

 電子化により、紙資料に生じる経年劣化の防止、災害時等の焼失リスク低減、保管スペースやコストの削減、図面閲覧対応のスピード化などが実現し、大幅な業務効率化を見込んでいる。

 今後は、電子化したデータに敷地情報、修繕や資材を含む建物情報などを加えビッグデータとして集約。本社での一括管理のもと、修繕計画の立案や、施工計画の自動作成など、さらなる効率化やサービス向上につなげていく予定。

 なお、電子化済みの設計図書は、リサイクル紙、段ボール原紙、トイレットペーパーなどの再生紙として、国内およびベトナムにてリサイクルする。


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