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住宅ローンの契約を電子化/みずほ銀行

「住宅ローン契約電子化システム」スキーム

 (株)みずほ銀行は28日、インターネット上の操作のみで住宅ローンの契約手続きを完了できる「住宅ローン契約電子化システム」の運用を開始した。

 新日鉄住金ソリューションズ(株)が(一財)日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)のもとに提供する電子契約サービス「FINCHUB@absonne」を導入して提供するもの。

 顧客は、同銀行のインターネット住宅ローン申込システム「申込ボード」を通じて審査結果を確認。そのままパソコンやスマートフォン・タブレットから契約書内容を確認し、審査手続き終了後に取得したパスワードを入力すると、紙契約書における署名または押印と同等の法的効力を持つ電子署名と、契約書が改ざんされていないことを保証するためのタイムスタンプが契約書に付与される。
 これにより従来必要だった住宅ローンの審査手続き終了後に紙の契約書を記入し同銀行に送付する手続きが簡素化されるほか、課税対象となる契約書面の電子化により、印紙税の支払いも不要となるメリットがある。

 同社は、2017年4月に住宅ローン正式申込のインターネット化、同7月に一部の融資業務における電子契約を開始するなど、電子化によるサービス品質の向上を進めている。


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