防災要員の指示に従い同社社員とともに訓練を行なった
森ビル(株)は1日、「六本木ヒルズ」(東京都港区)で総合震災訓練を実施した。
同施設では、「逃げ出す街から逃げ込める街へ」をコンセプトに、災害に強く、周辺地域の防災拠点としての役割も果たす安全・安心なまちづくりを目指し、ハード・ソフトの両面からさまざまな取り組みを進めている。
今回の訓練には、全社員の3分の1に当たる約400名が、支給している震災用身装備品を着用して訓練に参加。また、アメリカ大使館職員が初めて参加し、近隣機関との連携を想定した訓練を行なった。6つのグループに分かれ、心肺蘇生・AED、応急手当、救急搬送、消火器、防災用井戸の運用など、災害時の初動期に必要となる活動を順番に体験。有事の際に慌てず行動するための技術を修得した。
同社は「六本木ヒルズ」を防災の中心拠点と位置付け、近隣関係者との連携強化にも取り組み、エリア全体での防災力向上に努めていく。