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外神田で「一団地認定」活用したビル着工

「(仮称)外神田一丁目計画」完成予想図

 住友不動産(株)は5日、「(仮称)外神田一丁目計画」(東京都千代田区)の建物本体工事に着手したと発表した。

 同事業は、JR山手線他「秋葉原」駅徒歩4分に立地。道路を挟んで向かい合う約2,000平方メートルの敷地と、約1,200平方メートルの敷地を、一団地認定制度を併用した東京都総合設計制度により一体開発。基準容積率600%に公開空地の整備等総合設計制度の容積割増136%を受け、地上23階建て高さ125mの業務棟(延床面積約2万6,000平方メートル)と地上2階建ての商業棟(同約980平方メートル)を建設する。総事業費は275億円。

 商業棟を低く抑えることで周辺への圧迫感を軽減。歩道が狭い周辺地域の問題を解消するため、公開空地を活用して業務棟足元のピロティ、店舗棟前の500平方メートルの広場、170平方メートルのポケットパークを整備する。

 これらの空地を災害時の一時滞留スペースとして活用するほか、業務棟のエントランスホールを帰宅困難者受け入れスペースとし、防災備蓄倉庫やマンホールトイレも整備する。竣工は、2019年8月末予定。


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