不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

マイホーム取得のハードルは資金面

 ハイアス・アンド・カンパニー(株)は19日、「住宅購入に関する消費者調査」結果を発表した。現在の住まいが持ち家ではない全国の20~49歳までの男女618名を対象に、WEBアンケート調査を実施。調査期間は7月28~29日。

 マイホーム取得の意向はあるが「不安に感じることが多くある」「不安に感じることがまあまあある」との回答が、88.9%にのぼった。その不安の具体的な内容については、「無理のない返済計画が立てられるか」が59.3%でトップに。「必要な自己資金を用意できるか」(47.9%)、「将来の収入の見通しがたたない」(38.4%)と続き、トップ3はすべてお金にまつわることが占めた。

 マイホーム取得の計画・活動を進めるため、住宅会社や不動産会社に求めるものについての問いには、「無理のない返済計画への助言」が約半数(47.6%)に。収入・支出・家族計画など、将来の生活の全体像を踏まえた住宅選びの提案についてのニーズは22.0%にとどまった。
 また、収入面と合わせて重視されるべき「将来の家族計画(結婚・子育ての予定)をたてること」や「将来の支出の見通し(教育・医療・老後)をたてること」など、先々の支出に関することへの意識は高いといえない結果となった。


最新刊のお知らせ

2024年5月号

住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには? ご購読はこちら