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博多のホテル&賃貸を、小口化販売へ

「montan HAKATA(モンタンハカタ)」外観

 (株)インテリックスは25日、築30年のワンルーム賃貸マンションをホテル&レジデンスとして再生した「montan HAKATA(モンタンハカタ)」(福岡市博多区)を開業。同ホテルの運営状況を見ながら、不動産特定共同事業法に基づいた小口化商品「アセットシェアリング」として来年発売予定と発表した。

 同ホテルは、福岡空港線「東比恵」駅徒歩5分、JR「博多」駅徒歩8分に位置。敷地面積912.91平方メートル、延床面積3,739.62平方メートル、鉄骨鉄筋コンクリート造9階建て。用途変更にあたり、大規模な修繕・模様替え、エレベーターの増築等の工事を実施。全94室の内、現在賃貸中の住戸を除く48室をホテルの客室とするが、今後は、空室になったものから順次、客室にリノベーションしていく。

 1階共用部には、ホテルのフロントほか、コミュニティースペースとしてオープンキッチンを配したダイニングやロビー、縁側を設け、居住者や旅行客だけでなく、地域住民にも自由に利用できるように開放する。

 客室は、個室(洋室・和室)、2段ベッドのドミトリー(混合・女性専用)。料金はドミトリー3,300円~、ダブル9,280円~、4人部屋シングルベッド1万5,800円~など。

 なお、同社のアセットシェアリングは、1棟の不動産を小口化し、共有持分(所有権)で販売。同社が理事長となって組合を組成し、運用していくもの。所有をシェアすることで、空室や滞納のリスクを分散できるほか、金融資産と比較して時価と評価額の差が大きいため、大幅な資産圧縮効果が期待でき、贈与・相続用資産としても有効活用できるメリットがある。


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