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ミサワ、藤沢市で初のPFI事業

「藤沢市藤が岡二丁目地区再整備事業」全体計画図

 ミサワホーム(株)は、神奈川県藤沢市が行なうPFI方式による「藤沢市藤が岡二丁目地区再整備事業」の公募において、スマートウェルネスを実現する拠点づくりを提案。8月に最優秀提案者に選定された。
 (株)門倉組(神奈川県藤沢市、代表取締役社長:小澤幸喜氏)、(有)工匠(神奈川県藤沢市、代表取締役:小河静雄氏)、(株)三橋設計(東京都千代田区、代表取締役社長:高木康雄氏)など地元企業を中心に4社共同で応募グループを結成。10月末に藤沢市との間で基本協定を締結し、再整備事業を本格的にスタートした。同社初のPFI事業となる。

 ミサワホームは、同事業を実施する特別目的会社(SPC)に出資し、構成企業として事業全体の統括マネジメントおよび設計を担当。また、施設整備終了後には、民間収益施設を保有してテナントの選定および一部施設の運営に携わる。

 敷地面積3,103.12平方メートル。同敷地に建つ老朽化した職員住宅や看護師寮を解体。保育園の建て替えおよび放課後児童クラブ、コミュニティスペース、防災備蓄倉庫などの機能を備えた公共施設と、地域住民の利便性を高める医療モールや介護施設、フィットネスサロンなどの民間収益施設を複合施設として一体で整備するもの。建物は、鉄筋コンクリート造地上3階地下1階建て。子育て支援、健康維持・介護予防、多世代交流の3つの観点から、多世代が安心して健康に暮らせるスマートウェルネスの実現を目指す。

 同社は今後、今回のPFI事業への取り組みを契機に、地域特性を踏まえた公的不動産の有効活用提案を積極的に推進し、地域に貢献できるまちづくりを目指していく。


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