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マンション杭問題、損害賠償459億円を請求

 三井不動産(株)は28日、グループの三井不動産レジデンシャル(株)が分譲した横浜市内のマンションの基礎杭の一部に不具合が発生した問題で、施工会社である三井住友建設(株)、杭を施工した(株)日立ハイテクノロジーズ、旭化成建材(株)に対して総額約459億円の損害賠償を求める訴えを起こした。

 同問題は2015年10月に発覚。杭の一部が支持層に未達だったほか、杭施工時に施工記録データの転用・加筆等が行なわれていた。三井不動産レジデンシャルは、マンション管理組合と協議し、是正や補償、当該事象にかかる費用を同社が負担することで16年5月に合意している。その後、9月に同マンションの管理組合が全棟建て替えを決定、すでに解体工事に着手している。


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