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世界不動産テック投資額の約6割がアジア太平洋

 JLLは6日、不動産テックに関するレポートを発表した。アジア太平洋地域13市場における不動産テックの現状、および可能性について分析したもの。

 2013年以降のスタートアップ企業に対する投資額のうち、アメリカやヨーロッパに比べアジア太平洋地域の企業179社に対する投資額は48億米ドル。世界全体の60%を占めていることが分かった。同地域における不動産テック市場の規模は、20年までに45億米ドルに達すると予測している。

 投資価値および案件数をみると、中国圏とインドの不動産テック企業が市場を牽引。中国圏のスタートアップ企業34件に対し約30億2,000万米ドルの出資があり、同地域全体の60%以上を占めている。インドにおけるスタートアップ企業は地域最大の77件で、出資額は9億2,800万米ドル。

 また、JLLの投資適格不動産分析、世界経済フォーラム(WEF)による分析結果では「今後、数十億ドル規模となるスタートアップ企業(ユニコーン企業)の出現が大きく期待されるのは、日本と中国」としている。


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