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3階建てでもエネルギー自給率80%を達成

「デシオアーバン」の外観イメージ

 積水化学工業(株)住宅カンパニーは14日、鉄骨系3階建て住宅「デシオ」シリーズの強化を発表。ZEH仕様の断熱を標準化することや太陽光発電システム(PV)の強化を通じて、理論上ではエネルギー自給率80%を達成可能とする。

 開口部に高断熱アルミ樹脂複合サッシを、基礎・天井には寒冷地エリアの断熱仕様を標準化して省エネ性を向上。サッシには、ペアガラスのほかトリプルガラスタイプも用意し、大開口とZEH断熱仕様を両立する。また、PVの設置効率と発電効率もアップし、狭小地におけるZEH対応範囲を拡大した。このほか、HEMSや12kWhのリチウムイオン蓄電池、VtoHシステムを採用することで、3階建てにおいてもエネルギー自給率80%を達成する。

 2018年1月2日には、同社創立70周年記念商品として狭小地向け3階建て住宅「デシオアーバン」を発売。敷地面積18~36坪をターゲットに、建物間口6m以下の敷地への対応力を強化した。斜線制限や階段・エレベーター位置などへの対応力を向上し、都市部および地方中核都市における3階建てニーズを取り込んでいく。

 延床面積137.87平方メートルのモデルプランの販売坪単価は85万円台から。デシオシリーズで年間600棟の販売を計画、そのうち300棟がデシオアーバンと見込む。


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