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住宅ローン利用予定者、金利先高観やや緩む

 (独)住宅金融支援機構は、2017年度「民間住宅ローン利用者の実態調査」における“民間住宅ローン利用予定者編”の結果を発表した。調査時期は17年10月。今後5年以内に具体的に住宅取得予定があり、民間住宅ローンを利用する予定がある全国の20~60歳未満の人にインターネット調査を実施。有効回答件数は1,500件。

 希望する住宅ローンの金利タイプは、「全期間固定型」が35.3%(前回<17年4月>調査比2.1ポイント減)、「固定期間選択型」は37.5%(同0.2ポイント増)、「変動型」27.2%(同1.9ポイント増)と、大きな変化はみられなかった。

 今後1年間の住宅ローン金利見通しは、「現状よりも上昇する」が30.1%(同3.9ポイント減)、「ほとんど変わらない」43.2%(同4.9ポイント増)、「現状よりも低下する」8.4%(同0.4ポイント減)。先高感はやや緩み、低金利を維持するという見方がやや強くなった。

 また、今後1年程度が住宅の買い時だとだと思うかどうかを聞いたところ、「そう思う」という回答は41.2%(同0.7ポイント減)。その理由は「住宅ローン金利が低水準だから」が76.9%(同6.4ポイント減)が最多。「消費税率引き上げ前だから」という回答が45.0%(同11.7ポイント増)と前回よりも大きく増えた。「そうは思わない」と回答したのは、19.3%(同0.2ポイント増)。理由は、「将来の収入や生活に不安がある」が30.5%で最も多かった。


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