不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

首都圏新築戸建て成約価格、2ヵ月ぶりに上昇

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は20日、同社ネットワークにおける2017年11月の首都圏新築戸建てと中古(既存)マンションの登録価格・成約価格のデータを公表した。

 新築戸建ての登録価格は、首都圏平均で1戸当たり3,559万円(前月比1.4%上昇)で3ヵ月連続のプラスとなった。前年同月比でも3.0%上昇と、3ヵ月連続上昇。

 成約価格の首都圏平均は3,481万円(同3.6%上昇)となり、2ヵ月ぶりの上昇。首都圏平均の前年同月比は0.9%上昇で、4ヵ月ぶりのプラスだった。地域別では、東京23区が4,758万円(同1.2%下落)、東京都下3,660万円(同1.2%上昇)、神奈川県3,695万円(同3.0%上昇)、埼玉県2,983万円(同0.8%上昇)、千葉県2,797万円(同7.5%上昇)と、東京23区を除き上昇した。

 09年1月を100とした1戸当たりの価格指数は、登録物件が101.9(同1.4ポイント上昇)、成約物件は98.3(同3.4ポイント上昇)。5ヵ月連続で成約物件の価格指数が登録物件を下回った。

 一方、既存マンションの登録価格は、1戸当たり2,658万円(同1.4%下落)と再び下落。前年同月比では7.5%上昇し、4ヵ月連続のプラスとなった。成約価格は、2,855万円(同0.0%)。前年同月比では9.4%の上昇で20ヵ月連続のプラスとなった。地域別では、東京23区が3,572万円(同2.9%下落)、東京都下2,508万円(同0.6%上昇)、神奈川県2,370万円(同3.9%上昇)、埼玉県2,017万円(同6.6%下落)、千葉県1,642万円(同10.4%下落)。

 1戸当たりの価格指数は、登録物件が124.6(同1.8ポイント低下)、成約物件が143.3(同0.0ポイント)。成約物件の価格指数が登録物件を21ヵ月連続で上回った。


最新刊のお知らせ

2024年5月号

住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには? ご購読はこちら