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都心5区ビル空室率、11ヵ月連続で低下

 三幸エステート(株)は18日、2017年12月度の東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)および全国6大都市(東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡)の大規模ビル(基準階貸室面積200坪以上)のマーケットデータを公表した。

 東京都心5区の空室率は1.39%(前月比0.18ポイント減)と11ヵ月連続で低下。1%台前半を記録するのは08年1月以来。景気拡大、雇用増加を背景に、オフィス需要は底堅い動きが継続。18年に竣工予定のビルもテナント誘致が順調に進んでおり、現空面積も7万6,621坪(同1万316坪減)と、08年2月以来の7万坪台に低下した。

 1坪当たりの募集賃料は2万7,724円(同61円減)と、微減に転じたものの、2万7,000円台後半の水準を維持。需給バランスが引き締まる中、募集面積は28万4,015坪(同9,074坪増)となった。

 全国6大都市の空室率は、東京23区1.5%(同0.2ポイント減)、札幌市1.5%(同増減なし)、仙台市5.4%(同0.6ポイント減)、名古屋市3.3%(同0.5ポイント減)、大阪市2.3%(同0.1ポイント増)、福岡市1.4%(同0.1ポイント減)。


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