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但馬信金とまちづくりファンド/民都機構

 (一財)民間都市開発推進機構(民都機構)は1月31日、但馬信用金庫(兵庫県豊岡市)とまちづくりファンドを設立した。

 国土交通省と民都機構が進めている、地域金融機関と連携して地域課題の解決を目的にする民間事業を支援する「マネジメント型まちづくりファンド」の一環。昨年9月に大阪シティ信用金庫、沼津信用金庫との間でファンドを設立しており、但馬信金は3例目。

 設立したのは「城崎まちづくりファンド」。まちづくり会社や地元団体、住民の展開するエリアマネジメント活動と連携し、城崎温泉街のまち並みや景観維持を図る。ファンド総額は6,000万円で、出資比率は但馬信金と民都機構が5割ずつ。

 対象エリアである豊岡市の城崎温泉地区では、老舗旅館の経営者高齢化、後継者不足によって廃業旅館が増加しているほか、インバウンド需要や旅行スタイルの変化に合わせた多様性の確保が求められている。そこで、同ファンドでは、廃業旅館や遊休地を活用したリノベーション事業を中心に出資していく。


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