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商業用不動産投資額、前年比6%増の6,980億ドル

 JLLは13日、2017年通年の「世界の商業用不動産投資額」に関する分析レポートを発表した。

 同年の世界の商業用不動産投資額は、6,980億ドル(前年比6%増)。17年第4四半期の投資額は、2,280億ドル(前年同期比10%増)となった。

 アメリカ大陸の投資額は2,490億ドル(前年比12%減)、EMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)は3,000億ドル(同22%増)。ロンドンへの投資需要が高まるイギリスの投資額が前年比37%増と市場を牽引したほか、ドイツで同9%増、フランスで同12%増となった。アジア太平洋地域は1,490億ドル(同13%増)。

 都市別投資額では、16年トップだったニューヨークに代わり、ロンドンが328億ドル(前年243億ドル)とトップに。2位はロサンゼルス229億ドル(同227億ドル)、3位はニューヨーク209億ドル(同400億ドル)、4位はパリ197億ドル(226億ドル)、5位は上海167億ドル(同150億ドル)。日本は7位で152億ドル(同138億ドル)だった。

 18年の世界の商業用不動産投資額については、前年比5~10%減の6,500億ドルと予測している。


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