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首都圏新築戸建の平均成約価格、5年連続上昇

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は27日、同社ネットワークにおける2017年1年間の首都圏新築戸建て・中古(既存)マンションの登録価格、および成約価格データを発表した。

 新築戸建ての平均登録価格は、首都圏平均で1戸当たり3,464万円(前年比0.8%上昇)、成約価格は1戸当たり3,426万円(同0.7%上昇)と、いずれも5年連続のプラス。東京都下は5年連続、神奈川県は3年連続で上昇した。成約価格と登録価格を比較すると、3年連続で全エリアでマイナスとなり、需給のズレが続いている。09年1月を100とした成約価格指数は96.8。調査開始以来8年連続で100を下回り、登録価格指数(99.2)も下回る。

 既存マンションの平均登録価格は、首都圏平均で1戸当たり2,678万円(同2.2%上昇)、成約価格は1戸当たり2,783万円(同7.3%上昇)と、いずれも4年連続のプラス。前年同様、全エリアで上昇したものの、上昇率は前年を3.1ポイント下回った。1戸当たりの価格指数は、首都圏平均で139.7(同9.5ポイント上昇)。登録物件指数(125.5)を14.2ポイント上回った。

 一方、既存マンションの1平方メートル当たりの成約価格は48万900円(同7.1%上昇)。1平方メートル当たりの成約価格指数は152.3(同10.1ポイント上昇)だった。


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