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首都圏賃貸成約数、7ヵ月ぶりに減少

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は28日、同社の全国不動産情報ネットワークにおける、2018年1月期の首都圏居住用賃貸物件の市場動向を発表した。

 同月の成約数は2万667件(前年同月比2.0%減)と、7ヵ月ぶりに減少。東京23区が同8ヵ月連続、千葉県が同7ヵ月連続で増加と好調だったものの、大雪の影響か、都下が同8ヵ月ぶりに減少に転じたほか、神奈川県・埼玉県では減少幅が広がった。地域別にみると、東京23区9,626件(同5.9%増)、東京都下1,844件(同8.8%減)、神奈川県5,250件(同7.0%減)、埼玉県1,728件(同22.1%減)、千葉県2,219件(同5.0%増)。

 1戸当たりの平均成約賃料は、マンションが8万7,800円(同3.1%上昇)となり、9か月連続のプラス。アパートも6万3,800円(同0.9%上昇)と上昇し、8ヵ月連続のプラスとなった。09年1~12月の各月を100とした賃料指数は、首都圏平均でマンションが91.3(前月比4.7ポイント低下)、アパートは98.9(同1.9ポイント低下)に低下し、4ヵ月ぶりに100を割った。

 1平方メートル当たりの平均成約賃料は、マンションが2,670円(前年同月比1.8%上昇)で、7ヵ月連続のプラス。アパートも2,396円(同5.8%上昇)と上昇し、11ヵ月連続のプラスとなった。賃料指数は、マンションが93.5(同2.7ポイント低下)で再びマイナスに。アパートは97.3(同1.2ポイント低下)で、2ヵ月連続のマイナスとなった。


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