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木下長志氏のお別れの会がしめやかに

(一社)全国住宅産業協会神山理事長がお別れの言葉を述べた

 1月11日に死去した木下長志氏((社)日本住宅建設産業協会(現(一社)全国住宅産業協会)初代理事長、元(株)木下工務店社長、木下工業(株)会長)の「お別れの会」が28日、京王プラザホテル(東京都新宿区)にて開催された。

 献花に続き、木下工業(株)代表取締役・小林 伸氏が「故人は、生まれ故郷の長野県飯田市にリニアの駅ができることで、故郷の発展を楽しみにしていた。1月5日に新年の挨拶をした時には、あと10年は生きてリニアに乗るぞと言っていたのに、それから1週間後に亡くなるとは…」と挨拶。

 また、参加者代表でお別れの言葉を述べた全国住宅産業協会理事長・神山和郎氏は「氏にお会いすると必ず、君は私より20歳若い! 頑張れよといつも励ましてくださったが、昨年の総会後の懇親会でお会いしたのが最後となった。突然の訃報に驚いている。2013年に2つの団体を統合して当団体を設立できたのも木下さんの尽力があったればこそ。1956年に故郷飯田で創業されてから60年余、4万5,000戸の住宅を供給してこられた功績を讃えたい」と語った。

 会場には、生前故人と所縁のあった業界関係者ら120人余が参集し、故人を偲んだ。
 なお、同氏には、1月11日付で従五位が授与された。


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