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既存戸建て価格、下落傾向に/東京カンテイ

 (株)東京カンテイは8日、2018年2月の主要都市圏・主要都市別の中古(既存)木造一戸建て住宅平均価格動向を発表した。調査対象は、敷地面積100~300平方メートル、最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内もしくはバス20分以内、木造で土地・建物とも所有権の物件。

 首都圏の平均価格は3,409万円(前月比0.6%下落)と反転下落した。都県別では、東京都が5,208万円(同7.4%下落)と4ヵ月連続で下落。神奈川県は3,598万円(同2.7%下落)と、大きく上昇した先月の反動で反転下落した。一方、千葉県は2,362万円(同7.6%上昇)と2ヵ月連続の上昇。埼玉県も2,415万円(同0.2%上昇)とわずながら3ヵ月連続での上昇を維持した。

 近畿圏の平均価格は2,463万円(同0.1%下落)と反転下落となるも、概ね横ばいの水準。府県別では、大阪府が2,776万円(同5.4%上昇)と3ヵ月連続上昇。兵庫県は2,341万円(同3.5%下落)と反転下落。京都府は3,252万円(同13.9%下落)と下落に転じた。

 中部圏の平均価格は2,200万円(同0.9%下落)、愛知県は2,669万円(同1.3%下落)となった。

 福岡県は1,916万円(同12.7%下落)と、急上昇した前月の反動から大きく反転下落した。


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