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「六本木ヒルズ震災訓練」を実施/森ビル

「六本木ヒルズ震災訓練」の様子

 森ビル(株)は9日、六本木ヒルズ自治会と共催で「六本木ヒルズ震災訓練」を実施。六本木ヒルズの住民やオフィスワーカー、店舗従業員をはじめとする六本木ヒルズ自治会の構成員、近隣住民など約800人が参加した。同訓練は2003年以降毎年1回実施しており、今年で15回目。

 煙体験、応急手当、消火器を使った消火活動、心肺蘇生・AED操作など災害時の初動期に必要となる活動を順番に体験し、その技術を習得。麻布消防署による消防演習では、はしご車による救助、放水訓練、崩壊物からのけが人救出等を行なった。

 また、訓練終了後には、1日より同社中低層ビルに導入開始した被災度推測システム「e-Daps」についての報道陣向け説明会も開催した。同社が独自開発した、地震による建物の被害状況を即座に推測するシステムで、2013年より六本木ヒルズや虎ノ門ヒルズなどの高層ビルに採用してきた。今後は「虎ノ門30森ビル」を皮切りに既存の中小ビルにも導入していく。同システムを活用することで、優先順位をつけた初動対応が可能となる。


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