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ICT・自治体連携の駐車場を新潟に開設

地域の特色をデザインした自動販売機

 三井不動産リアルティ(株)とテルウェル東日本(株)は27日、新潟市と連携し、ICTを活用した非常時対応型「三井のリパーク」駐車場を同市内に開設した。

 駐車場には、無料公衆無線LANアクセスサービス「Niigata City Wi-Fi(Lite規格)」のアクセスポイントとなる災害対策用Wi-Fi自動販売機を2台設置。高機能自動販売機の半径およそ25m以内でWi-Fiに対応した「スマートフォン」「パソコン」「タブレット端末」などを使いユーザー登録すると、接続1回につき最大60分間無料でインターネットを利用できる。災害時にはユーザー登録することなく接続が可能に。大型ディスプレイで自治体が提供する観光情報や災害対策情報なども配信。情報発信ステーションとしての役割も担う。訪日外国人観光客向けに、多言語翻訳機能も搭載する。

 高機能自動販売機は、新潟市の特色をモチーフとしたラッピングデザインとし、地域活性化に貢献。また、地域の避難スポットとして、停電時には自動販売機に内臓されたバッテリーの操作により、貯蔵飲料が無償で提供できる。ダストボックス上部の空きスペースには、非常食や簡易トイレ、レスキューシートなどの災害対策用品も備蓄している。

 今後、他の自治体と連携した駐車場も積極的に展開していく考え。


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