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木造賃貸の再生ノウハウをスクール形式で提供

 NPO法人モクチン企画(東京都大田区、代表理事:連 勇太朗氏)は、5月より、築古の木造賃貸住宅の改修ノウハウを学べる「モクチンスクール」を開講する。

 同NPOは、木造賃貸アパートをはじめとした木造家屋の改修に特化した再生のプロ集団。2009年から活動を始め、12年には改修ノウハウをまとめた「モクチンレシピ」をウェブで公開。地場の不動産会社と連携しながら、今まで数多くの物件の再生に取り組んでいる。17年秋に、モクチン企画のパートナーズ会員である不動産会社向けに、試験的にスクールを実施したところ、反響が大きかったことから、正式なオープンに至った。

 「モクチンスクール」では、地場の不動産管理会社や工務店、オーナーをターゲットに、同法人が培ってきたノウハウを生かし、築古物件の物件の分析、改修、プロモーション等のノウハウを、全5回の講義でレクチャーする。講義では、基本的な築古物件の改修の基本的な考え方、それに合わせてレシピの組み合わせの方法、そして写真に撮影し、プロモーションしていく一連の仕事の流れを体得できる内容。前半をレクチャー、後半をワークショップの2部で構成し、受講者同志やモクチン企画スタッフとのコミュニケーションを図れるようにする。

 開講期間は5月14日~7月2日の5日間。時間は18~20時。会場は「FabCafe MTRL」(東京都渋谷区)。定員は18人。全日程受講と部分受講が選べる。料金は、全日程の場合が5万円、部分(最大2回)の場合が1万円。

 申し込みは同法人ホームページより。4月20日まで受け付ける予定だが、定員に達し次第締め切る。


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