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23区の新築M、10年間で価格が3割上昇

 (株)マーキュリーは14日、東京23区で販売された新築マンション(対象住戸30平方メートル以上)について、2008~17年の価格・坪単価の平均値と中央値の推移を発表した。

 価格の平均値は、08年が5,698万円、17年が7,061万円で、1,363万円(約24%)の上昇。中央値は、08年が4,798万円、17年が6,290万円と、1,492万円(約31%)上昇。中央値の上昇率が平均値の上昇率を上回った。価格中央値は、10年間で31%上昇した。

 坪単価の平均値は、08年が271万円、17年が348万7,000円と77万7,000円(約29%)上昇。中央値は、08年の257万6,000円から17年の327万4,000円に、69万8,000円(約27%)の上昇。平均値の上昇率が中央値の上昇率を上回った。

 09~13年にかけては、価格・坪単価共に平均値・中央値いずれも緩やかな推移だが、14年は平均価格を押し上げる高額の大規模供給がなかったためその差が縮小。一方、15年以降は価格、坪単価共平均値と中央値の差が広がる傾向にある。同社は、「元々の高額エリアだった都心部のマンションがより高騰していることで、23区の他エリアとの差が広がったことが要因」としている。


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