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三井不、「ワークスタイリング」に宿泊サービス

ロフト空間にベッドを設けた「ロフトブース」
個室にベッドとデスクを備えた「フラットブース」

 三井不動産(株)は17日、法人向け多拠点型シェアオフィス「ワークスタイリング」に宿泊サービス等を導入した「ワークスタイリングSTAY」を展開すると発表。31 日、初弾となる「ワークスタイリングSTAY 汐留イタリア街」(東京都港区)を開業する。

 「ワークスタイリングSTAY」は、「ワークスタイリング」利用者の「出張時のホテルがとれない」「宿泊型の研修や合宿ができる場所がほしい」といった要望に応え、「泊まる」「くつろぐ」「働く」を一つの空間に揃えた「泊まれるワークスペース」。

 宿泊スペースとして、ロフト空間にベッドを設けた上下セパレートタイプの「ロフトブース」(1泊8,000円(税抜き)~)、個室にベッドとデスクを備えた「フラットブース」(1泊7,000円(税抜き)~)、休憩・宿泊に特化したベッドのみの「ベッドブース」(1泊5,500円(税抜き)~)の3タイプの個室ブースを用意した。

 そのほか、宿泊者が自由に利用できるバスルームやパウダールーム、ワークスペース、カフェ&軽食ブースも設置している。

 宿泊利用に加え、ショートステイ(2時間以内2,000円~)と10分300円からシェアオフィスとして利用できる「ワークスタイリングSHARE」メニューも設定。シェアオフィス部分を利用できるのは契約法人の登録者のみだが、宿泊とショートステイはワークスタイリング契約法人の全従業員の利用を可能とした。

 「汐留イタリア街」は、都営地下鉄大江戸線「汐留」駅徒歩5 分、JR線など「新橋」駅徒歩9分に立地。「ロフトブース」11ブース、「フラットブース」22ブース、「ベッドブース」22ブースの計55 ブース(男性:42、女性:13)を設置。運営は、リソルホテル(株)。

 17日に会見した同社ビルディング本部ワークスタイル推進部長の山村知秀氏は、「契約法人からの声を受け、『泊まる』『くつろぐ』『働く』の要素を持つ泊まれるワークスペースを実現した。今後も、多様なワーカーのニーズに応えていきたい」などと抱負を述べた。

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