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地所ホーム、定額制リフォーム商品を発売

 三菱地所ホーム(株)は28日、三菱地所グループのリフォーム事業ブランド「三菱地所のリフォーム」において、戸建て向けのリフォームメニュー「定額制戸建リフォーム」を発売した。

 空き家の増加や住宅ストックの長寿命化、既存戸建流通の活性化などを背景に、室内の美観や設備の刷新のみのリフォームニーズが高まったことから、早期にリフォームの提案ができる商品として開発した。

 同社の新築注文住宅ブランドである「SMART ORDER」で採用しているキッチン水回りの設備や建具等を標準仕様とし、さらに専属のインテリアコーディネーター制を採用。顧客のライフスタイルに合ったカラースキームインテリアやデザインを提案する。

 価格を明瞭化するため定額制を採用。基本工事費+商品代(設備+仕様)+コーディネーター料のセットで、30坪当たり540万円(税別)に設定した。
 オプションとして、間取り変更やエアロテック、インスペクションなどのメニューを用意している。

 販売エリアは首都圏(一部地域の除く)で、対象住宅は木造住宅(2×4工法、在来工法)と軽量鉄骨造住宅で、鉄筋コンクリート造はオーダーメイドにて対応する。

 同日開催した記者発表会において、同社リフォーム事業部門常務執行役員中島秀敏氏は、「自由設計で培ったコーディネート力が他社との差別化につながると考えている。同商品の投入により、リフォームのボリュームゾーンである水回り一式に加え、表装リフォームを検討する層を取り込んでいきたい。初年度は30棟の受注が目標」と話した。

 今夏には、同社のリフォーム商品をすべて体験できるショールームを開設する予定。

「SMART ORDER」で採用されているキッチン


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