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女性社長比率、「不動産業」が16.6%でトップ

 (株)帝国データバンクは、女性が社長を務める企業の割合についての調査結果を発表した。

 企業概要データベース「COSMOS2」をもとに、個人事業主、非営利・公益法人などを除く約120万社を対象に調査した。

 2018年4月末時点の企業における女性社長比率は7.8%。30年前は4.2%、20年前は5.5%、10年前は6.3%と推移し、全体では緩やかな上昇傾向が続いている。

 女性社長の就任経緯をみると、男性社長に比べ「同族承継」の割合が高く、特に新任社長では男性34.7%に対し、女性68.7%と2倍近くを占めた。一方、「内部昇格」や「出向」の割合は低く、企業における女性管理職の割合が低いことが大きく影響していると考えらえる。

 年商規模別では、年商「5,000万円未満」の小規模企業で10.8%と最高。以下、年商規模が大きくなるにつれて女性社長比率は低下している。

 業種別では「不動産業」が16.6%でトップとなり、以下「小売業」(10.4%)、「サービス業」(10.3%)と続いた。

 本社が所在する都道府県別でみると、「青森県」が10.6%でトップ。次いで「沖縄県」(10.41%)、「徳島県」(10.39%)。


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