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23区のマンション価格、21年以降もほぼ横ばい

 (一財)日本不動産研究所(JREI)は29日、東京23区のマンション価格と賃料の中期予測(2018~20年、25年)を公表した。

 JREIが1998年から集計している東京23区の標準タイプ(専有面積40~80平方メートル未満)のマンションの価格・賃料データ「住宅マーケットインデックス」を元に、マクロ計量モデルを構築し、東京23区のマンション価格と賃料を中期的に予測した。

 1平方メートル当たりのマンション価格は、18年はマクロ経済の安定が継続し、ほぼ横ばい(前年比0.5%上昇)で推移。19年は、10月の消費増税の影響を受けて0.6%微減すると予測。20年は、消費増税のマクロ経済への影響が大きくなることから 2.4%下落するものの、21 年以降は年+0.6%前後の経済成長率の継続により、ほぼ横ばいで推移する見通し。

 1平方メートル当たりのマンション賃料は、18年は1.4%上昇、19年は0.9%上昇、20 年は0.5%上昇と上昇傾向が継続するものの、その上昇幅は縮小すると予測。21年以降はマクロ経済の安定的な推移継続によりほぼ横ばいで推移する見通し。


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