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JERCO、新会長に盛 静男氏

「健全でまじめなリフォーム事業者の入会に期待している」などと述べる盛氏

 (一社)日本住宅リフォーム産業協会(JERCO)は21日、第10期定時総会を開催し、事業方針を決定した。また、役員改選期に伴い、新代表理事に盛 静男氏((株)ゆめや(神戸市東灘区)代表取締役)を選任した。

 当期は、「組織体制の強化」のため、本部と支部の連携を強化し、活動の一体化を図るとともに、会員総数1,000社を目指していく。また、「会員企業のレベルアップ」を図る目的で、総合研修制度であるジェルコリフォームアカデミーを再構築し、リフォームの技術力、業務品質、社員教育レベルのアップを図っていく。

 その他にも「消費者への情報提供」や「行政・住宅リフォーム業界との連携」等を重点方針とした。

 盛氏は「同協会の会員が、“もっとも質の高いリフォーム”を提供し、消費者から高い評価を得られるように自己・相互研さんを図る、というこれまでのミッションに加え、今後は人材育成に注力。リフォーム事業者の育成に貢献していきたい」と話した。

 また、6月中に「安心R住宅」の事業者団体として登録される見込みであることを発表。同制度は、2017年12月1日に施行された特定既存住宅情報提供事業者団体登録規程に基づき、「安心R住宅」の標章の使用を希望する事業者団体を国土交通大臣が登録。耐震性がありインスペクション(建物状況調査等)が行なわれているなど、一定の要件を満たした既存住宅に対し、国の関与のもとで事業者団体が標章を付与するもの。

 現時点では、同協会会員503社のうち宅地建物取引業免許を保有する109社を構成員として展開していく予定で、「安心R住宅」の要件を満たした上で、水回りのリフォームプラン提案も行なっていく考え。


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