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稲城市にコミュニティ重視の分譲戸建て/アキュラH

3~4邸の中心に設けられるコモンスペース

 (株)アキュラホームは、戸建分譲住宅「ヒルサイドテラス若葉台」(東京都稲城市、総区画数51区画)を30日より一般公開する。

 京王相模原線「若葉台」駅徒歩17分。開発地は(独)都市再生機構が所有していた約1万2,000平方メートルの南東傾斜の土地。街区にはボンエルフをめぐらせ、道路沿いに植栽することでグリーンベルトを設けた。

 同プロジェクトは、あらゆるモノ・コト・空間をシェアすることでコミュニティを育み、資産価値の向上を目指す。

 各街区では、3~4戸に1ヵ所の間隔でコモンスペースを設置。住民同士が気軽にコミュニケーションを図ることができるような工夫をした。敷地の中心には住民専用の共有施設「センターハウス」(延床面積108.84平方メートル)を設置。管理組合のミーティングや家族同士の交流のほか、グランピンググッズなどを無料で貸し出す。また、防災拠点としての機能も担っており、防災備蓄品や貯水タンク、かまどベンチなどを完備している。

 同センターハウスおよび全棟には太陽光発電システムを搭載。管理組合法人が全量買取制度を利用して一括売電し、その収入の一部を維持管理費用として運用するため、実質的に管理費は無料となる仕組みを構築した。

 住戸は、土地面積174.33~247.75平方メートル、建物面積は90.26~10.27平方メートル。木造軸組み工法2階建て。外からも室内からも出入りができ、趣味やペットのための空間として利用することができる「マルチパーパスルーム」や、多目的空間「マルチユーティリティ」を取り入れる。

 販売予定価格は5,000万円台~6,000万円台。これまでに約300件の資料請求があり、マンションからの買い替えや稲城市内からの住み替え層が多数。販売は7月下旬より開始する。

 同社代表取締役社長の宮沢俊哉氏は「ちょうど良い距離感のコミュニティを創出することで“経年増価”を実現したい」と話した。
 さらに「これまで培った注文住宅のノウハウをもとに、1戸単位では実現できない暮らし方を提案すべく、分譲住宅にも注力していく」(同氏)とし、新たに社内に創設した分譲部門を中心に2020年までに200棟の供給を目指していくとした。

まちの中心に設置された「センターハウス」


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