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日本橋でビルの電気メーター検針の実証実験/三井不

 三井不動産(株)は、IoT環境の構築に向けてセンスウェイ(株)(東京都中央区、代表取締役社長:神保雄三氏)と事業提携契約を締結。ビルの検針作業の自動化・遠隔管理に関する実証実験を9月1日より実施する。

 三井不動産では快適なオフィス環境や居住環境の実現、社会課題の解決への取り組みを目的に、部門を横断してワーキンググループを結成。センスウェイとユースケースの発掘やサービス化の検証に取り組んでおり、今回の実験はその先駆けの実験となる。

 今回は、Clip日本橋ビル(東京都中央区)など日本橋エリアのビルを対象にスマートメーターをビルに設置。LPWAという通信方式の「LoRaWAN」(グローバルでオープンなIoT向け無線規格)を用いて、これまで毎月1回ビル管理者が現地で実施していた電気メーター検針作業の遠隔管理・自動化を実験する。作業の手間の削減に伴う人件費の削減、正確性の向上を図ると共に、テナント企業へのサービスとして、1時間単位での電気利用量の可視化も実現する。実験期間は3ヵ月。

 三井不動産グループが管理する日本橋三井タワー(東京都中央区)やパークシティ柏の葉キャンパス ザ・ゲートタワー ウエストなどにセンスウェイのゲートウェイ設備(アンテナ)の設置を各地で進めており、9月までに東京、神奈川、千葉、埼玉の管理ビル等15ヵ所に設置する計画。今後両社でIoT環境の構築を進めていく計画。


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