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リノベM事業好調/スター・マイカ18年11月2Q

 スター・マイカ(株)は29日、2018年11月期第2四半期決算(連結)の説明会を開催した。

 当期(17年12月1日~18年5月31日)は、売上高175億5,400万円(前年同期比42.7%増)、営業利益29億8,100万円(同31.2%増)、経常利益26億7,300万円(同37.0%増)、当期純利益18億1,700万円(同34.3%増)。全事業において業績が好調に推移し、増収増益となった。

 主力のリノベマンション事業では、賃貸中の既存マンションを多数取得。ポートフォリオとして賃貸運用しながら退居した空室物件のリノベーションを順次行ない、居住物件として販売しているが、当期は保有物件の増加に伴い、賃貸売上が14億9,354万円(同14.3%増)と順調に推移した。販売売上は89億3,471万円(同11.1%増)、販売利益率は15.0%と堅調。その結果、セグメント全体の売上高104億2,825万円(同11.6%増)、営業利益13億350万円(同0.7%増)を計上した。

 1月に発表した5ヵ年経営計画「Challenge 2022」にも触れ、22年11月期までに売上高500億円、営業利益70億円、販売用不動産残高1,000億円と、17年11月期と比べて倍増を目指すとした。

 通期は、売上高260億5,900万円、営業利益36億6,900万円、経常利益31億1,200万円、当期純利益21億4,400万円を見込むが、第2四半期の時点で約85%を達成している。

 同社代表取締役社長の水永政志氏は、「ITを活用した新規事業への積極投資を行なうとともに、あらゆる業務の効率化により1人当たり生産性の向上に努めるなど、イノベーションで新たな収益機会や社会的価値を創出していく」と言及。また、買取再販市場の拡大に伴い「17年は600戸ほどの供給だったが、20年には1,500戸の供給を目指す」とした。


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