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中国で初のオフィス運営事業/野村不

「北京発展大厦」外観

 野村不動産(株)はこのほど、中国北京市政府系のディベロッパー「北京首都開発股份有限公司」(以下、首開)と共同で「北京首開野村不動産管理有限公司」を設立。オフィスビル「北京発展大厦(ぺきんはってんたいか)」(中国・北京市)の運営管理業務を開始した。

 同物件は1990年の開業以来、首開と日本企業の合弁企業「北京発展ビル有限公司」が運営。多くの日系企業が入居していた。今回運営管理業務が、「北京首開野村不動産管理有限公司」に移管され、同社が共同出資会社として運営管理に携わる。一部賃料収益を得るほか、同社社員が直接運営管理に従事した上で、日系企業を中心に約90社の入居企業とリレーションを強化していく。

 同業務は、中国で初のオフィス事業であり、海外では、ベトナム・ホーチミンシティのオフィスビル投資に続いて2件目。同社グループは、25年3月期までに、不動産ニーズが高まるアジア諸国を中心に住宅・賃貸事業(オフィス、商業、サービス・アパートメントなど)で3,000億円の投資を計画。今後も、国内で培ってきた経験・ノウハウ・機能を、現地マーケットに応じた商品・サービスに反映させていく。


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