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リコー、「VRホームステージング」を開始

ステージング前の室内
CGにより家具等を配置したもの。テレビや照明に映り込む影やソファのしわまで再現している

 (株)リコーは12日、分譲・賃貸モデルルーム等の360度イメージをウェブサイト上に表示できるクラウドサービス「THETA360.biz」の新サービス「RICOH360-VRステージング」を17日から提供すると発表した。

 同サービスは、全天球カメラで撮影した居室イメージに合わせ、家具や小物をCCで作成し配置、表示するもの。同社のスタッフが元画像を受け取り、1週間で作成する。これまでのバーチャルホームステージングの多くはCGのクオリティが低く、顧客の没入感に乏しかったが、同社は陰影や映り込みまで表現することでリアリティを追求した。基本デザインは北欧風とモダンの2パターン。ファミリー向け・シングル向け、昼夜の切り替え等のカスタムにも対応する。

 また、同サービスとVR端末「VR-Presenter」を組み合わせることで、不動産の店舗に来た物件検討者に、ホームステージングを施した状態でバーチャル内見が可能となる。ホームステージング有り無しの画像比較ができるほか、画像はパソコンやモニターで共有できるため、接客担当者は画像に合わせたプレゼンテーションを行なえる。

 「VRステージング」は、1画像(1室)あたり3万4,800円。撮影代行も行なう。売買・賃貸仲介会社やディベロッパーへ提案。今後は空室だけでなく居住中物件のVRホームステージング提案や、リフォーム会社のプレゼンテーションとしての提案も行なっていく。


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